2018年03月05日

年をとるということ


 人間が年をとるというのは、どういうことでしょうか。

ただ年月を重ねていくというだけでは、人間の一生とはいえないと思います。


 年とともに、年をとるというのは、たとえば、昨年までは、人をうらやんだり、

ねたむ気持ちが強かったが、今年はそうした心の醜さがなくなった。

また、今までは、よく人の悪口をいったけど、最近はそれがなくなったというように、

自分の欠点を、一つひとつ改めて、円満な人格を育てていくことだと思います。


 さらに、年とともに、自己中心、自分さえよければという利己心から脱皮し、

周りの人のことを考えられる人間になりたいものです。


 人間として生まれて、他人に迷惑をかけない、悪いことをしない、だけの一生では

何か物足りません。


 進んでよいことを行い、人のため、世のためになることをしてこそ、年を重ねた

価値があります。


 熟年、さらに老年期へと差し掛かったときに、人に尊敬され、慕われる人間になっているか

どうかは、本人の若いころからの生き方次第といえるでしょう。


 過ぎ去った年月にふさわしい人格を備えたいものです。


Posted by 中川知博 at 08:00│Comments(0)
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