2018年06月18日

思いやりは訓練によって


 家庭や職場で、人間関係がギクシャクして、うまくいかない時は、

たいていの場合、その人自身に他への思いやりが足りないことを示しています。


 思いやりの心は、訓練によって深まり、身につけば人から尊敬され、人間関係も

なめらかになります。


 国立ガン研究所のK先生は、名医として知られています。

K先生は、冬になると白衣のポケットにいつも右手を突っ込んでいます。

なぜそんなことをしているのでしょう。


 ガン研に訪れてくる人は、自分はガンではないかと、おそるおそる診療を

受けに来るわけです。


 そこで先生は、「どうしたのですか」と、脈をとる。

握るその手が温かい。すると診察を受けに来た人の気持ちが、ぐっと落ち着く

のだそうです。


 K先生のその配慮は、さすが名医をいわれるゆえんが、そんなところにあるのです。


 知らず知らずの内に、やっておられる行為は、訓練の賜物ではないでしょうか。



Posted by 中川知博 at 08:00│Comments(0)
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