思いやり
1月30日付京都新聞夕刊に、昨秋結婚された紀宮さん、黒田清子さんの「思い出」の記事が載っていたので紹介します。
学習院中等科2年の時、臨席の友が国語の教科書を忘れた。先生は宮さまに見せてもらうように指示した。友はうっかり翌日も忘れた。 <2度目だとしかられる> 宮さまはサッと手を挙げて「先生、教科書を忘れました」。先生は「隣の人に見せてもらいなさい」。とっさの機転で友の窮地を救った。友はこの思いやりを一生忘れない。
書かれた記者は、清子さんの「生来の品性」であると書いている。続いて、「品性はすぐには身につかないが、品行は正せる。品行を正すことで品性は磨ける。」と。
生来とは、生まれながらにということである。皇室のご家庭を見ると、いかに家族全員が「思いやり」の心が満ち溢れているかがわかる。なぜなら、一般の家庭なら12,3歳の人生経験しかない子供では、とっさの機転は気かない。皇室では、日頃から思いやりを出せる環境にあり、そのことが身に染みているのである。
私たち凡人は、長い年月をかけ、失敗を繰り返しながら、徐々に品行を正すことによってしか、「思いやり」の心は育たない。
家庭環境が、いかに大切かが思い知らされる。