2017年07月17日

自分の運を強くしよう


 ミサワホームの社長、三澤千代治さんは、入社試験の面接のとき、必ず最後にこう尋ねるそうだ。

「あなたは、運のいいほうですか?悪いほうですか?」


 そして、「すごくいいほうだと思います」と答える人を優先的に採用するという。


 どんな人の人生にも、アップダウンはある。違いが分かれるのは、それを「運が悪い」ととらえるかどうかだ。

運が悪いと思い込む人は、周囲まで、いや会社全体までを、悪い運に巻き込んでします。

それが三澤さんの質問の理由である。


 松下幸之助さんは、学歴もなく、健康にもすぐれず、それでも自分の人生を振り返って、

「自分は運が強かった」と言っている。


 「学校に行けなかったら、わからないのは当たり前。故に簡単に人に尋ねることができた。

人からたくさんの知恵をもらって、社会が発展した。体が弱かったので、人に仕事を任し、人も育ち、

優れた人材になってくれた。」と語っている。


 運の強さは、「自分にふりかかるすべてを、自分は運がつよいと捉える」ことによって、

その人の身につく。


 解釈は、どのようにでもできるものです。その解釈の方向が、肯定的か否定的かによって

変わるのです。
  


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2017年07月03日

人にほめられるよりも、人をほめる人になろう


 アメリカの作家、マーク・トゥエーンは、

「ほめ言葉をもらえれば、それだけで2か月間、幸せに生きられる」と言っている。


 誰だって、ほめられてイヤな人間はいない。それどころか、ほめられているうちにますます自信となって、

その自信が新たなやる気を引き起こすものだ。


 だから、失敗をした場合でも、人はできるだけほめたほうがいい。


 「今回は、失敗に終わったけど、着想は素晴らしかったよ」などと言われれば、失敗して落ち込んでいた人も

元気を取り戻す。


 女子マラソンで初の金メダルを得た高橋尚子選手を育てた小出監督も、ほめ上手で知られている。


 調子のいい時はいいでほめ、悪い日にもほめる。

「今日は、タイムはちょっと伸びないけど、走りは完璧だ。こういう走りの後は、ぐーんと伸びるんだ。

今は力をためる時期なんだ」


 そのうえ、マスコミを巻き込んでほめるのである。第三者を介して、ほめ言葉を伝えると、

直接ほめる以上に、本人に勇気と力を与えることをよく知っているからである。

 
 ほめ言葉には、相手のやる気を呼び覚ます、不思議な力が込められているものだ。

  


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