2019年05月20日

本当のバレンタインデーは

 2月14日は、バレンタインデーですね。どうして日本人は、クリスマスのケーキと共に、西洋カブレするのでしょう。もらって悪い気はしないが、年々手が込んできて全く商売のネタにしている気がする。

 日本では、女性が好きな男性にチョコレートを贈る日になっているが、起源は1700年以上前のローマ帝国時代にさかのぼる。

 当時は戦争中で、結婚が禁止されていて、かわいそうに思ったキリスト教司祭のバレンタインさんがこっそり結婚式を挙げさせ、これがばれて2月14日に処刑されました。

 しばらくは、司祭を悼む日でしたが、14世紀ごろからは、主に男性が女性に告白し、贈り物をする日になりました。

 日本では1936年に、神戸の洋菓子店のオーナーが、在日外国人の男性向けに、英字新聞に「バレンタインデーにチョコレートを」と広告を出したのが最初と言われています。

 58年にチョコレートメーカーが、デパートで「バレンタインデーフェア」を始め、全国に広がりました。

 男性から告白するのが当たり前だった当時、「女性が男性に年に一度、愛の告白をする日」とPRしたのが受けて、女性誌がこぞってとりあげ、男女逆の構図が定着したのです。

 果たして、この歴史を知って贈っている人が何人いるのでしょう。

 2月3日の日経新聞夕刊から転掲しました。
  


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2019年05月06日

スポーツマンシップ

 スポーツマンシップとは、正々堂々と公明に勝負を争う、スポーツマンにふさわしい態度をいう。ライブドアのホリエモンも、少しはこの考え方を持っていたら、世間を騒がせることはなかったと思う。

 日が経つにつれ、化けの皮が剥げてきた。結局は、会社を大きくする(企業価値を高める)のでなく、私腹を肥やすためだけであったような気がする。

 彼には、心を正す師がいなかった気がする。2月1日から始まった私の履歴書にジャック・ニクラウスが執筆している。

 彼の師は、勿論お父さんである。ゴルフの技量よりもスポーツマンシップを教えている。

 その一文を……
  『いいかい、ジャック。スポーツをする者にとって、最もつらいのは負けることだ』 『しかしジャック。その時、堂々と勝者を称えることを決して忘れないように。これこそがスポーツマンであり、スポーツの醍醐味なのだから』

  「11歳の時、私は15番ホールで2打目をミスした。8番アイアンが放ったボールは打手の意図に反して、グリーン横のバンカーに吸い込まれてしまう。直後、思わず手にしていたクラブを放り投げると、父が私の元に駆け寄ってきて、こう言った。『二度とそんな真似をしないことだ。金輪際、絶対に。もし、繰り返したらゴルフはもうできないと思うように』

 父は単に、私の短気を叱ったのではない。ゴルフとは誠実さ、尊敬の念、人間性、そしてスポーツマン精神を体現する競技なのだ。」

 “この子にしてこの親あり”とつくづく納得し、真の師を持たねば本物の人間になれないんだと確信した。
  


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