2019年08月19日

悦びを共感する

 幸福な人は、人の悦びを我がことのように悦べる人です。「分かち合う悦び」を知っている人が、幸福者です。言葉をかえると、「悦びの共感」こそ愛情の核心であり、心の絆がつくられる最大の要因です。

 歌手の小林幸子さんは、雑誌の中で“明るい元気なパワー”について、次のように語っています。

 「自分だけが幸せ、なんて状態は絶対にありえない。人が幸せなら自分も幸せだし、自分が幸せなら人にも幸せになってほしい……。 幸せって、愛情や思いやりの“行ったり来たり”なんだと思うんです。」

 「それはお互い様ですよ。私だって、周囲の人からたくさんの元気をもらっているんですから。自分の元気は人を元気にするし、人の元気で自分も元気になれる……。 元気も愛情も思いやりも、そして幸せも“行ったり来たり”するたびに、どんどんパワーアップするものなんですよ」

 紅白歌合戦の衣裳にかける小林さん、その心意気は充分私たちに伝わっています。行ったり来たりの明るい元気なパワーを、私たちも心掛けたいものです。
  


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2019年08月05日

ほんの少しの愛情

 愛情とは、相手の欲するものを先んじて与えることです。

 夫が疲れて帰ってきます。その心と体の疲れは、表情を見ればすぐわかります。「冷えたビールはいかが」「お風呂は入れますよ」と、笑顔で言われたら、その一言で疲れは吹っ飛ぶものです。

 殺伐とした今日の社会では、お互いに相手の気持ちを思いやる心をなくしています。相手が言葉に出さなくても、表情を見るだけで、本当はその人の気持ちが汲み取れるはずです。それが今や、できなくなったり、愛情すら抱かなくなってきました。これでは、温かな人間関係が生まれるはずがありません。

 ほんの少しの愛情が、お互いに幸せな気持ちで暮らせるようになれるのです。「相手の欲するものを先んぜよ」・・・・出来ない事ではないですよね。
  


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