2019年09月16日

幸福な人と不幸な人

 不幸な人は、心が満たされていないために
  1)さみしく、イライラしているのが最大の特徴です
  2)愚痴や悪口、泣き言が多く
  3)人を褒めることよりも、人を批判することの方が多い
  4)自慢話しが多く
  5)人に何かしてもらっても、なかなか満足できない
  6)悪いことは人のせい、良いことは自分がやったという発想をする(被害者意識が強い)
  7)人から裏切られたと感じることが多い
  8)嫉妬深い

 幸福な人は、イライラすることも少なく、人と楽しくつきあっています。悪いのは自分のせい、良いことは自分以外のおかげと、常に感謝して生きている人です。

 不幸な人は実は、自称幸福者なのです。自分は不幸ではないと思っています。自分を幸福にしてもらおうと、無意識に強く願っています。幸福になれないのは、誰も自分のために働いてくれないからだと、人のせいにします。

 世間の人は冷たい。幸福な人は、運がいいだけ、世の中は不公平だと、いつも不平不満ばかり言っています。

 幸せは、自分の手で努力してつかむものです。ところが、自分のためにするのではなく、「人の幸せを願う」という逆の発想なのです。
  


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2019年09月02日

思いやり

 1月30日付京都新聞夕刊に、昨秋結婚された紀宮さん、黒田清子さんの「思い出」の記事が載っていたので紹介します。

 学習院中等科2年の時、臨席の友が国語の教科書を忘れた。先生は宮さまに見せてもらうように指示した。友はうっかり翌日も忘れた。 <2度目だとしかられる> 宮さまはサッと手を挙げて「先生、教科書を忘れました」。先生は「隣の人に見せてもらいなさい」。とっさの機転で友の窮地を救った。友はこの思いやりを一生忘れない。

 書かれた記者は、清子さんの「生来の品性」であると書いている。続いて、「品性はすぐには身につかないが、品行は正せる。品行を正すことで品性は磨ける。」と。

 生来とは、生まれながらにということである。皇室のご家庭を見ると、いかに家族全員が「思いやり」の心が満ち溢れているかがわかる。なぜなら、一般の家庭なら12,3歳の人生経験しかない子供では、とっさの機転は気かない。皇室では、日頃から思いやりを出せる環境にあり、そのことが身に染みているのである。

 私たち凡人は、長い年月をかけ、失敗を繰り返しながら、徐々に品行を正すことによってしか、「思いやり」の心は育たない。

 家庭環境が、いかに大切かが思い知らされる。
  


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