2022年03月21日

人に元気を与える人奪う人


 歌手の「さだまさし」さんのアルバム「夢百合草」の中に『小さな手』という歌がある。この歌で伝えたかったことを語っている。

 「人はそれぞれ、色々な人生を送っているけれども、体は一つ、心も一つ。その体と心が喧嘩するような下らないことは、やめようという提案として歌いたかった。右手に元気、左手に勇気。使えば使うほど増えるエネルギーは「元気」と「勇気」だけなのである。」

 「生まれた時から僕らは、無限の夢と可能性を持って生まれてきた。にもかかわらず、それを削り取るのは自分自身の心そのものである。自分自身が応援しなくて誰がするんだ。」

 「たった一度の人生を『ああすれば良かった、こうだったら』と後ろ向きに振り返る勇気は僕には無い。だめで当たり前。さあ、笑おう、多分一番似合う。」

世の中には、人に元気を与える人と、人から元気を奪う人がいます。歌手の「さだまさし」さんは、元気を与える人に違いない。


 コンサートのお別れにいつも「元気でね」とお願いするそうです。又、最後の曲の間奏で、今日のお客さんの「明日の元気と幸福を」祈っておられます。
  


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2022年03月07日

「今が最高のとき」と考えよう


 「忘却とは忘れ去ることなり。忘れ得ずして忘却を誓う心の悲しさよ」という、戦後全国を席巻したラジオドラマ『君の名は』の名文句です。

 人間には、確かに「忘れ得ずして忘却を誓わざる」を得ないほど、過去を忘れがたいと思うところがある。

 それがはなはだしいと、心がいつもそこに帰ってしまい、前に進めないということにもなる。

 故に、「あの頃はよかった」「あれさえなければ」は禁句にしよう。

 過去は変えることも、やり直すことも不可能です。

 フランスの格言に「満足している者が、いちばんの金持ちだ」というのがある。物質的な豊かさを求めれば、際限がない。ただし、欲望や欲求が人間を行動に駆り立てるエネルギー源でもあるのだが、自分が持っていないものにばかり目を向けると、困ったことになる。

 「今が最高のとき」と感ずべきは、物質的な満足ではなく、心の満足に重点を置くべきです。心に安らぎ、充実感がなくて幸せはありません。

 今が最高であれば、未来も約束されたのも同然ですし、過去も最高であったに違いありません。  


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