2021年03月01日

心を豊かにする「感謝」のひとこと

 舌のまわらぬ子供でも、物を貰えば礼を言う。悪いことをする人でも、心にふれる親切には思わず手を合わす。

 理屈でも何でもない。感謝するということは、人としてごく自然な姿。ありがたく思う心の働きは、長い年月をかけ、人類の歴史の中で育まれてきた助け合いの精神から生まれてきたと思われる。故に、人それぞれに与えられている遺伝子である。

  “感謝せよ” と言われると、何となく窮屈に思えてくるが、 “ありがとう”   “おかげさまで” のひとことが、どれほど人の心をなごまし、喜びをもたらしてくれることか。

 身構えてする必要はない。感謝の気持ちを、あるがまゝに素直にあらわせばいいのである。

 大事なことは、他の動物ではできない、人間なればこそこれができるということである。感謝できるということは、本当は人間としての大きな天与の特権であるとも言える。

 その特権をお互いに、もっともっと大事にしたい。そして身に受けた喜びに素直にお礼を言い、自らも又、喜びを他に与える働きを重ねていきたいものです。



Posted by 中川知博 at 08:00│Comments(0)
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