2021年10月04日

見えないものに目を向けよう

 人間は、物やお金など、目に見えるものを十二分に手に入れたからといって、それで一生、何の不安もなく暮らせるでしょうか。

 決してそうではない筈です。たとえば、孫が生まれるとき、母子ともに無事に安産できるだろうか、又生まれたら生まれたで、すこやかに成長していくどろうかと、日夜気がかりなものです。

 家族が旅に出れば、事故や災難にあわないようにと念じます。また、仕事はこの先、順調にいくだろうか、景気は回復するだろうかと、気になる人もいるでしょう。

 見方を変えると、取り越し苦労であり、マイナス志向だという考え方もあるでしょう。しかし、人生は絶対的に安心と断言できない、目に見えないものと共生していることを自覚して生きていくことも、大切なのではないでしょうか。

 それによって、ともすれば傲慢で自己中心的になりやすい人間の心を謙虚にし、神に祈る心、感謝する心も育っていくのだと思います。



Posted by 中川知博 at 08:00│Comments(0)
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