2022年10月03日
年をとるということ
人間が年をとるというのは、どういうことでしょうか。ただ年月を重ねていくと言うだけでは、人間の一生とはいえないと思います。
年とともに年をとるというのは、たとえば、昨年までは、人をうらんだり、ねたむ気持ちが強かったが、今年はそうした心の醜さがなくなった。また、今までは、よく人の悪口をいったけど、最近はそれがなくなったというように、自分の欠点を、一つひとつ改めて、円満な人格を育てていくことだと思います。
さらに、年とともに、自己中心、自分さえよければという利己心から脱皮し、周りの人のことを考えられる人になりたいものです。
人間として生まれて、他人に迷惑をかけない、悪いことをしない、だけの一生では何か物足りません。
進んで良いことを行い、人のため、世のために、なることをしてこそ、年を重ねた価値があります。
熟年、さらに老年期へとさしかかったとき、人に尊敬され、慕われる人間になっているかどうかは、本人の若い頃からの生き方次第といえるでしょう。
過ぎ去った年月にふさわしい人格を備えたいものです。
Posted by 中川知博 at 08:00│Comments(0)