2021年05月17日

ストロークで人間の欲求に答えよう

 人間の持っている深い欲求に「人との心のふれ合いがほしい、人に認めてほしい」という気持ちがあるといわれます。こうした願望に応えることを、心理学ではストロークといいます。

 乳幼児の正常な発達に欠かせないのが母親のストロークです。抱きしめたり、ほおずりをしたり、語りかけたりすることによって、赤ちゃんは安心、満足し、心身ともに順調に発達していきます。

 大人同志でも、日常の心のふれ合う会話や、ほほえみ、握手などを通してお互いにストロークを交わします。これにより、人間関係も和やかになるのです。とくに、明るい家庭づくりのために、つとめて会話のストロークを心がけたいものです。

 職場においても、仕事から帰社した人たちに「お帰りなさい。お疲れさまでした」と、笑顔でひと言ねぎらいの言葉をかけることによって、明るい職場ができます。

 そのひと言で、本人は自分の苦労が認められたという満足感を覚え、元気もわいてくるのです。

 家庭や学校でも、子供たちに「よくがんばってね」「よかったよ」と、声をかけることが、何よりの励ましとなり、ヤル気が育っていくのです。



Posted by 中川知博 at 08:00│Comments(0)
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