2023年07月03日

気働きで自分の存在感を

 あなたが家族のだれかから 「お風呂を見てきてほしい」 と頼まれた時、 「はあ~い」 と言ってはみたもののどうしますか?

 幼い頃、私たちは、上のほうは熱くなっていても、下のほうがまだ水であることを発見し、よくかき回さなければわからないことを肌で体験しながら成長してきました。

 ところがこれで終りでしょうか。ほかにすることはないでしょうか。

 そうです。お風呂を見るということは、湯加減を見て、タオルがあるかどうか、石けんが小さくなってないかどうか、といったことを点検し、これからお風呂に入る人が、何不自由なく入れるように準備する、という意味が含まれているのです。

 頼まれたことだけでなく、何かほかにすることはないかと気を配る、気を利かせる、いわゆる 「気働き」 が大切ということです。

 暑い日に、外から訪れたお客さんに、飲み物といっしょにおしぼりを添えるといった、ささいなことに心をつかうことが 「気働き」 です。あなたを素晴らしいと他人が感じるのは、ひとつのことをする時に、ほかにもやることはないだろうかと、「気働き」のできている瞬間を見てもらった時なのです。




Posted by 中川知博 at 08:00│Comments(0)
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