2021年02月01日

視点を変える

 幼いころ、とても大きく見えたものが、大人になって見ると、「こんなに小さかったかな」と驚くことがあります。広く感じた道幅も意外に狭く、遠かった道程もずいぶん近く思えたりします。

 それらは、自分の身体が成長し、同じものを見ても、目の高さや大きさの基準が変化したからでしょう。

 小さな子供をもつお母さんから、子供が隠した物を探すコツを聞きました。それは子供と同じ背の高さにかがみ、自分も子供と同じ目線になって探すことだそうです。

 大人がふだん立っている姿勢では見えなかった、ちょっとしたすき間から、紛失したものが出てくることが多いというのです。

 視点を変えることで、いままで死角になっていた場所が見えたり、見る角度が違うだけで、新しい発見があったりするものです。

 地域や同業者の役職につくと、立場が変わるに伴って、視点も変化してきます。新しいものの見方ができる反面、初心のころに見えていた事柄が見えにくくなることもあります。

 時には、いつもと違う別の視点から、物事を見つめると、いままで気づかなかった事を発見し、忘れていた事実に出会うものです。



Posted by 中川知博 at 08:00│Comments(0)
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