2023年06月19日

 ”喜びの遊び” のすすめ


 前回のつづきです。

 ある日パレアナは、交通事故にあい、片足を切断しました。失意のどん底に沈んだパレアナは、喜びを見つけることができず、病床で悩みぬきます。

 そんなとき、最後まで ”喜びの遊び” の仲間に入らなかったおばのパレーが、ついに仲間になります。そして、病床に横たわるパレアナに向かって言います。

 「町中の人がこの遊びをして、町中が前よりも幸せになっている―——これもみな、人々に新しい遊びとそのやり方を教えた、たった一人の小さな子供のおかげなのだよ」

 パレーおばさんも仲間だとわかったとき、パレアナは病床で手をたたき、 「ああ、わたしもうれしいわ」 と叫んだかと思うと、突然その顔にすばらしい輝きがあらわれました。

 「あら、おばさん、やっぱり、わたし喜べることがあるわ―——とにかく、前には足があったということよ―——そうでなかったら、そんなことが―——とてもできなかったでしょうからね!」

 パレアナは、すべての物事の中に喜びのタネを見つけ、感謝に結びつけていきました。

 喜びの発見 → 感謝 → 明るい生活 ――― 一人がこの ”喜びの遊び” を楽しんでつづけていれば、家族、友人、職場の仲間へその輪が広がり、幸福な人がたくさんできてくるでしょう。




Posted by 中川知博 at 08:00│Comments(0)
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