2023年09月04日
育てる姿勢
学校教育や子育てには、いろいろな角度で子供と接していく姿勢が大切です。
まず第一に前向きに向かい合う姿勢です。つまり、教師や親が、子供を前にして、いうべきことをいい、教え、またしつけていく姿勢です。ところが、今は当然いうべきことをいわず、しかるべき時にしからない親が少なくありません。
第二には、子供と横並びの位置で接していく姿勢です。つまり上下の関係ではなく、心を開いて、子供たちの日常生活の中に目を向けて、心の悩みを察し、受けとめていくことです。子供は子供なりの考えを持って行動しています。 「信頼」 してやることです。
第三は、背中、つまり後姿で接することです。日ごろ、子供にしつけていることを、まずは大人が率先して実行していくことです。つまり大人が自分自身を厳しく律して、模範を示すことが大切です。いくらきれいごとをならべても、大人がそれに反した行動を取っているようでは、子供は決してついてこないでしょう。
知徳一体の豊かな人格形成を目指すためにも、上の立場にいる人は、とくに、この三つの姿勢を常に忘れず、接していきたいものです。
Posted by 中川知博 at 08:00│Comments(0)