2025年02月17日
老若の共生
新聞の投稿欄に、あるお年寄りが次のように語っていた。
「自分は年をとり老いていくことを、それほどつらく、悲しいと思ったことはない。けれども同じ町内の若者とすれ違っても、会釈一つせず、通り過ぎていく時、何ともいえない寂しさと、悲しさにおそわれる」
お年寄りが自分の存在を無視された時、生きる意欲をなくしていくという現実を、私たちはまず気づきたいものです。自分の両親が老いても、親子の絆がものをいい、ある程度敬愛の情を失わないでいられます。
さて自分の親以外のお年寄りに対して、どのような視点を持っているのでしょうか。ことに、お年寄りは、若い人との接触に敏感に反応するものです。
最近町角で、学校帰りの生徒を出迎えるようになりました。そのほとんどが、お年寄りの方々です。その様子を見ていて気になったことは、声は掛けておられるが笑顔がないことです。
年を寄ると、なぜ笑顔が消えるのでしょう。お年寄りも反省することがあるように思えてなりません。
Posted by 中川知博 at 08:00│Comments(0)