2025年01月06日
わが国には「戦犯者」など一人もいない
前回は、靖国神社に祀られている人について書きました。
1952年4月28日、サンフランシスコ講和条約が発効し、日本は晴れて独立国に復帰しました。それと共に、戦犯とされた英霊たちの名誉回復が叫ばれ、戦犯釈放は国民運動として盛り上がりました。
その結果、1953年8月3日の衆議院本会議で「戦争犯罪による受刑者の赦免に関する決議」が全会一致で採択され、有罪判決を受けたすべての人々は、犯罪者とみなさないという基準が明確に打ち出された。その後、釈放され、恩給法や援護法の対象にもされています。東条英機をはじめ、戦争裁判で刑死・獄死した人も、法律上は「法務死」、すなわち公務による死亡として扱われています。
戦犯など、国内には誰一人としていません。それなのに、つい50数年前に国民の総意で決定した事項、いまだ戦犯の汚名を着せ、先人の尊い魂を貶めるマスコミ、政治家、知識人と称する人達よ。
その間違いを指摘すらせず、何の疑問も抱かない日本人よ。この国は、本当に異常としか言いようがありません。
そればかりか、近隣諸国の圧力に屈し、国立追悼慰霊施設の建設を進めようとしています。これぞ、思うツボです。もしこのような施設ができれば、中国人は心の底から、日本人を精神的に屈服させたと歓喜するでしょう。
靖国は、日本の歴史が凝縮された、日本人の魂の故郷です。先人の血と汗で築いた歴史、日本の精神まで破壊としているのです。
Posted by 中川知博 at 08:00│Comments(0)