2022年12月05日

自分に必要なくても


 ある日、目の不自由なNさんが友人を訪ねて話し込んで夜になりました。帰りぎわに 「夜道は危ないから」 と、友人は懐中電灯を手渡しました。

 ところがNさんは、笑って 「私は目が見えないのだから、そんなもの必要ありません」 と答えました。

 するとその友人は 「あなたは必要なくても、先方から歩いてくる人が助かるのでは・・・・」と言ったのです。Nさんは「それはそうだ」 と納得したそうです。

 このように、私たちの日々の暮らしの中で、たとえ、自分に必要なくても、相手のために必要なものがあることを、忘れがちです。

 たとえば、病気になったときの笑顔も、そのひとつでしょう。つらい思いをしているのだから、とても微笑むような状態ではないけれど、看護してくれる家族や、お見舞いに来てくれる人たちには、笑顔が必要といえるでしょう。

 見出しなみも同様のことがいえます。さわやかで、すがすがしい服装は、周りの人たちへのおもいやりです。

 自分だけのことを考えていると、 ”自分には必要ない” と答えてしまうことになります。

  


Posted by 中川知博 at 08:00Comments(0)